今回の連載記事でご紹介したチップボードアレンジの中で
自分で一番気に入っているのが、紙やすりとの組み合わせです。
本誌に掲載して頂いたレイアウトでは
文字のチップボードを使いましたが
フラワーなどの「形」のチップボードを使うと
オリジナルのパターンペーパーが作れるので、
そのやり方を紹介してみますね。
用意する物は、好みの形のチップボード、 チョーク、
紙やすり、そしてホワイトコアのペーパーです。
ホワイトコアのカードストックは、
残念ながら国内では手に入りにくいので
Basic GreyやMy Mind's Eye、そしてAmerican Craftsなどの
少し厚めのパターンペーパーを選ぶといいと思います。
ここではAmerican Craftの両面印刷のパターンペーパーと
上記画像のPolar Bear Pressのチップボードを選びました。
まずはチップボードをペーパーの下にしいて
動かないように片手で押さえながら
(ペーパーの裏側に仮止めしてもOK)
ペーパーの上から紙やすりをかけていきます。
ゆっくりと、弧を描くように動かすと
紙やすりがよけいな部分を削り取らず
きれいな仕上がりになります。
表面のペーパーが紙やすりによって削り取られ、
中心の白い部分がチップボードの形に浮かび上がったらOK。
この作業は、模様を付けたい場所に何度も繰り返します。
紙やすりの作業が終わったら、
削り取った白い部分にチョークで色をつけます。
わかりやすいように色のはっきりした
ペーパーとチョークでやってみました。
すこしぼんやりとした感じになるので
このように色の派手なものでなくても、ブラウン系や
パステル調のペーパーを選んで、
柔らかな印象に仕上げてもいいと思います。
矢印や花柄、フレーム、幾何学模様、文字など
チップボードの形は様々ですから
いろんな形でぜひお試し下さいね。
ちなみに、チップボードを使わなくても
紙やすりとチョークだけで遊ぶことも出来ます。
海外のショップでDCWVのテクスチャー付きの
ホワイトコアのカードストックを見つけたので
こんなふうにアレンジしてみました。
全体にうっすら紙やすりをかけてから、
チョークをランダムにつけていくだけ。
一見、相反するような色を組み合わせると
とてもきれいです。
カードストックのテクスチャーに沿って
紙の中心の白い部分が見えるので
そこにチョークで色付けすると、
全体にファンタジックな仕上がりになります。
これは吉祥寺の定期クラスでサンプルにしたレイアウトで
画像だと淡い色合いが見えにくいとは思いますが
フォトアルバムに全体像をアップしておきます。
チップボード、まだまだ楽しめます。
みなさんのレイアウトをリーダーズギャラリーで拝見できるのが
今からとても楽しみです。
さぁ、それでは、次は土田さんにバトンタッチさせて頂きます。
土田さん、よろしくお願いいたします。